VS、Clean、APSの各工場から新作レプリカ時計が相次いで発表されました。VSはロレックス・ミルガウスとパネライの新作を、APSはIWCポルトギーゼ7デイズパワーリザーブをリリース。そして注目の2モデル、ロレックス・デイトナの新作レプリカがClean工場から登場しました。
今回Cleanが発表したデイトナ126506は2モデル。いずれもサファイアクリスタル製のスケルトンケースバックを採用し、1つはシンプルな棒状インデックス、もう1つは豪華なダイヤモンドインデックスを採用しています。実はこれらのデイトナは、以前Q工場が最初にレプリカ化したモデルです。Q工場版も良品でしたが、私はかねてから「Clean工場ならもっと完成度の高いものが作れるはず」と期待しており、待望のClean版がついに登場した形です。ちなみに、APS工場も近く同モデルをリリース予定との情報があります。
実際にClean工場から直接入手した2つのデイトナは、どちらも非常に高い完成度。重量は各147グラムと、Q工場版よりも軽量化されています。デイトナに関して言えば、同じモデルをCleanとQが並行して製造する場合、Clean版の方が文字盤のディテール再現度やケースの仕上げ精度が格段に優れているため、常にCleanを推奨しています。
搭載されているのは上海製4131ムーブメント。丹東4130と同様、故障率が極めて低いことで知られていますが、残念ながら丹東4130ほどの驚異的な安定性は実現できていません。
最大の特長は、本物と見まごう文字盤の色再現と鏡面研磨のクオリティ。ブレスレットの仕上げに関しては、VS工場製ロレックスレプリカをも凌ぐ完成度と言えるでしょう。Clean工場の強みは、とにかく細部へのこだわり。他の工場が先に新作を発表しても、後発のClean版が常に高い完成度で勝るという事実が、その実力を物語っています。
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